2008年11月30日日曜日

仕事が楽しいか。

「魂の仕事人」(限界に挑み続ける14人の異端者たち)人材バンクネット編集部 編
河出書房新社を読んだ。とても良い本で買ってよかった。
何が良いかって現場で生きてきた「言霊」の力だろう。
http://www.jinzai-bank.net/edit/info.cfm/tm/

皆、裏切りや奥さんの死、会社倒産、いじめ、解雇、愛児の死、パニック障害、アル中、自殺未遂、コンプレックス、家庭環境、等の逆境を乗り越えて先駆者として走り続けている。
喜びと悲しみと共に。
読んでて泣けてくる。

「あなたにとって仕事とは何ですか?」の質問には
この14人の感想が様々に記述されているが、それぞれの言葉が続く。

「天職とは思ってこなかったし、これからもそうだろう」
「この仕事に到達点は無い」
「凡庸さ、退屈さを耐える」
「辛ければ逃げもいい。」
「愚直に続けること」
「誰かのためではない自分のために、それが誰かのためになる」
「患者のありがとう、嬉しそうな姿にモチベーションが高まる」
「覚悟です。」
「ラーメンは人生そのものだ」
「働くことに意味などなくていい、プラス アルファで社会のためになればいい」
一人前という言葉はない、仕事とは己の全てを懸けて取り組むもの

出口のないように思える難題や責任、
不確定要素の多い人間関係とお互いの思いや、葛藤と煩悶の日々だったりする。
理不尽で理解不可能な面倒な諸々で「しらねーよ」だ。しかし
俺は最高の仲間と仕事ができている、この幸せは願えて得られるものじゃない。

俺は80%が苦悩で、あと20%の喜びで仕事を続けている。
その20%が苦悶の80%を大きく凌駕する。
他の人の比率はわからないがな。
(マゾじゃないよ、たぶんな)

苦悶も悪くない、せっぱ詰まらないと良いアイデアも出てこない。
「ドラえもん」は作者が息詰まった締め切り前、明け方の白いケント紙から生まれた。(らしい)

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障害者・地域支援センター作業所型ほっと館「ぷらすわん」で働いている「やまちゃん」です。