2008年11月17日月曜日

俺は「およげ!たいやきくん」が大嫌いだ

帰りの夕暮れ時、送迎車を運転していたら、ラジオから「およげ!たいやきくん」が流れていた。
そして俺は目が険しくなって不快感を感じていた。
「たいやきくん」は運命に「敗北」する最低な元気が吸い取られる負け犬の奴隷の曲である。(と、俺は解釈している)この曲が社会にリリースされること自体
」だ

毎日、鉄板で焼かれる厭になっちゃう日々から逃げ出して、
短い自由を満喫する。しかし、
最後は「もがいても」取れない釣り針に引っかけられて
食われて敗北、生涯を終える。ジ・エンド。

幼稚園のころに「ポンキッキ」で初めて聞いたが、
その時から「あんまりだ、かわいそう」過ぎると思っていた。
子供に聞かせる内容じゃねえと思う。
ニュースの映像で、大人たちが背広を着て満員電車に揺られてるイメージがした。
家のローン、窓際族、ノルマ、残業、企業戦士、
この曲が放送されたのは1975年は後期高度経済成長期だったかな。
「歓喜」とは正反対の「ノー・フューチャー」「希望なし」ルサンチマンの内容。
なぜ、あんなに「極めて虚無的」な曲が売れたのか俺は理解できない。
オイル・ショックのトイレットペーパー買占め騒動的な大衆運動に近いかなあ。
これはクソみたいな曲と思っている。

(夜、西O副センター長は前向きな「解釈」で、俺、やまちゃんは「そうかあ、なるほどなあ」と思う。
この事から現場でも自分一人で独善的に解釈してはいけない、広く意見・感想を聞くべきだなと思う、
しかし「なぜ、売れたかわからない」で意見は一致。)

ドナドナ」の方が「人は生きるために、可愛いい子牛の命を絶たねばならない、それを糧としなければならない」憐みと業が表現されていてずっと良い。

「たいやき」と違い「アンパンマンのテーマ」は良い。
作者は満州から引き揚げた苦労の多い方で
運命を切り開いてきた気概を感じる。とてもいい曲だと思う。

運命なんかに漂流されない、切り開いていくのさ。
運命・環境の犠牲者にアンパンマンはならないのさ。
周りのせいだと言い訳しないのがアンパンマンさ。

(アンパンマンの絵本・初版もたしか、およげ、たいやきくんと同じ時期だったはず)

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障害者・地域支援センター作業所型ほっと館「ぷらすわん」で働いている「やまちゃん」です。