2008年5月31日土曜日

ミーティング・後日談

ミーティングで俺は「司会」をやらないでOさんにお願いした。
今風でいうと「ファシリティータ」という進行役です。

よく責任者が司会を行って「独演会」になっている事が多い。
「独演会」の主人公はキモチイイかもしれないが、聞いてるほうはキツイ。
カラオケで恍惚としていると変わらないさ。
心の中は一刻も早く終わって解放されたい。

スタッフは皆、よりグレードを上げた支援を求めているから
意見が無いわけじゃない。言いたいんだ。
それを俺がサポートできればイイな。

「通所・各利用者のケース」についてブレスト状態のフリートーク意見を「ホワイト・ボード」に書いていく
ボードの中心に論点のポイントを書いて放射状に発言を書いていく。
(でも俺の記入が汚いので、スタッフは判別不可能。「落書き」と思ったろうな)
「マインド・マップ」というやり方だ。そうするとアイディアが生まれやすくなる。
(トニー・ブザン氏が発案したんだ。興味があればウェブで検索してみてください。俺はノートに書くこともあれば、PCで行うこともある)
それをデジカメで保存したものを後日、議事録にしていく。


俺は議論が脱線するときや、意見が行き詰まると発言するようにしている。
結果は活発に意見が出て「おもしろかった」とか、「有意義だった」と
良い評価だったので嬉しかった。
貴重で有意義なアイディアもたくさんあったよ。

さらにミーティングはICレコーダーで録音したあとIpodに入れて
小雨のセンター南を散歩しながら聞いてみる。ミーティング中は必死でわからなかったが
楽しい雰囲気であることが、そのときわかった。

「アイディアは現場にある」

2008年5月30日金曜日

「切れ込み」食えよ


北海道の珍味
「切れ込み」最高に美味いだ。
生きててよかったんだ。と思えるよ。

実家にいた頃は、いつもの事で幸せだと思わなかった。
ありがとう。

「しどけ」という山菜


+1MTG終わって帰宅

しどけ」、という山菜を湯がいて酒のつまみで晩酌ok
北海道道南の実家から送ってもらった。
苦い大人の味に醤油・マヨネーズで和えて甘みとほろ苦さ
その美味さに何度もうなずくさ。
黒胡麻の風味、美味い。

生きているうちが「花」だ

「しどけ」を手に入れて、食べろ!

2008年5月27日火曜日

検品の問題


蛍光灯に小さな電球が使用されているが、この「ベビー電球」をビニール袋に入れる作業を行っている。
最後にスタッフが箱に25セット入れて1箱完了。部屋の一角が埋まるほどの段ボールだ。
よくやったもんだ。

作業も終わりかけの頃、なんと箱に入れた電球が25セット入っていない不完全な箱が多い事が発覚。
1、単調な流れ作業による集中力の低下(口が半開きになり目がウツロ)
2、同時に電球の数を数えて複数の利用者の把握、作業の確認など同時に複数のことを行なう。(オーケストラの指揮者みたいに)

それで明日から積めて終わった段ボール箱の封を開けて、すべて数の確認を行うんだと思うと
ためいきがでそうだが納品の前に気がついてラッキーである。

・数えなくても「25個」と確認できるシートを作った。(写真)
たいしたこと無いが、あると無いでは大きく違う

2008年5月25日日曜日

サロン・ド・エム


名前に強く惹かれてしまう。(美容室らしい)
「サロン・ド・エム」である。

2008年5月22日木曜日

突然の仕事依頼もある。

出勤するとすぐに仕事の依頼の電話が鳴る。
「緊急にやってほしい」とのことだ。
携帯充電器のメーカー名や注意事項が記載された小さなシールを充電器ケースに貼る仕事だ。送迎から帰ると段ボール山積みで待ち構えている。全部で1,200ケースはあるだろうか

これが1つ3か所のホチキス留めをペンチで丁寧にとらないと利用者は仕事できない。
利用者は芯を取り除いたケースを待っていて、それを受け取って作業する
(ホチキスの芯を取り除くのは利用者は無理)
それにスタッフは忙殺されている。

そういう時に限って電話が多かったり、
利用者の一人が、人の敷地の庭に陣取って動かなくなったり、
送迎車の車いす固定ワイヤーが故障して修理などが重なる。

それでも受けるのは、暇でやることないよりましだから。
利用者の皆さんは」「仕事したい」とやる気満々であるから、それに答えたい。
ホッチキス留めを全部取れれば、良い作業になると俺は確信している。

ジグ(利用者が仕事しやすくなる道具)のアイデアはあるのだが
それはホチキスを全部取り払った後だ。
乞うご期待ベイベー

2008年5月21日水曜日

花みずき来訪


知的障害者入所施設「花みずき」へ、「ぷらす わん」作業所のボランティア募集のポスターをプラス1利用者と貼ってきた。

この「花みずき」は長期入居者50名、短期利用者10人以下、通所者1日10名程の知的障害者が利用している。場所は第三京浜・都筑インター入り口側で、最寄りのバス停は「神隠し」。

6つの生活居住棟で生活していて、「小舎」(ユニット)と呼ばれている。
グループホームが集合している様な感じで、家庭的な「普通の家」を生活を目指している。
くれぐれも「~が、できるようになる」習得する目標が指針になる訓練的な事から無縁になりたい「施設」で、施設からいかに「脱却できるかのプロジェクト」でもある(と思ってきた。俺は)

日中活動は「共用棟」と呼ばれる建物へ「出勤」して作業を行っている。
作業種は「宅配寿司・銀のさら」を受注している「クリーニング班」(施設内の洗濯も行っているため)
「機織り班」(さおり織りを行っていて、織物はとてもきれい。ボリビアの織物「タラブコ」に似ている)「外作業班」(アルミ缶を器具を使用して潰す作業でシスティマチックに「構造化」されている)
「運搬班」、そして「軽作業班」

この軽作業班、花みずきで一番障害の重いクラスの人たちが所属し、たぶん神奈川でも一番かも。
それでいて「かわいい」作品を作る。今回は和紙を溶いた絵の具で染めたものを、洗濯ばさみの「器具」でバラを作る「新作」があった。造花のような出来で手に取ってみて見とれてしまった。
そして雰囲気が「のんびり」している

それに軽作業班・スーパーバイザーUさんはとても「美人」である。
そして、最高のセンスを持つ「天才」である。
そんなところでウハウハしながら働いていた
昔を懐かしんだ。

今晩の晩酌は焼きおにぎり (foto)焦がし醤油が香ばしく、美味いぞベイベー。

2008年5月20日火曜日

お茶会


同じ法人の「ほっと館 花」作業所で作ったマドレーヌを食べながら、みんなで「お茶会」をした。マドレーヌは生地がしっとりした舌触り、ほんのりとレモンの味がする。とても美味しかった。
「ぷらす わん」のみなさんも満足だ。

「ほっと館 花」には喫茶店もあるが、その名も「レモン・カフェ」
その「設立2周年記念発売」が「マドレーヌ」だ。
ランチの「有機カレー」は味に深みがあり、これもおいしい。

ほっと館の利用者の皆さんが売りに来てくれて、皆、うれしそうに笑っている。
それは「作品」を発表するような誇らしい感じもする。
自分たちが作ったものが売れてお金になり、喜ばれる。おいしそうと誉められる。
そして、社会にコミットする。
それらが喜びになっている。

この場にいるみんなが幸せになりました。
このまま頑張って下さい。
応援してます。

2008年5月13日火曜日

心の電波

知的障害者と言っても自閉症、ターナー症候群、ダウン症候群、それに伴うてんかんや合併症など、さまざまな障害特性や、成育歴と取り囲む人たちの中で生きてきた性格形成もあり、一言に「この人は00だから~なのだ」とは簡単に言えないし、その部分的な行動だけを見て早計に判断することもできない。

特に言葉で気持ちをあらわす事が難しい人は
胸に秘めて鬱積していく。

そして、叩いたり引っ掻いたり、便をこねた等、社会上いけない行動や体重減少や無断外出などで「表現」されることがある。
(上記の行動が彼らなりのコミュニケーションの手段だと思う)

これらのような行動になる前に、彼らの出している些細なサインを読み取るためにどうしたらいいか、俺はいつも考える。でも結局、わからないことが多い。

彼らの発信している「心の電波」たる暗号を知りたい。
知ることで彼らが平安な気持ちでいられる支援ができる
きっかけになるかもしれないからだ。

2008年5月11日日曜日

自転車の生活



長く車の生活を送ってきたが、職場に駐車場が無い所へ移動となったことで自転車通勤になった。休日も自転車で近隣の買物に行くので、すっかり車には乗らなくなる。

自転車に乗ると普段、目にしなかった花の美しさや風の気持ち良さ、それに見慣れた場所が自転車の視点だと新しい発見に満ちている。新鮮だ。

メリットはまだある。
・車のように長蛇の列で「駐車場」を待つことがない。(北海道人は待つのが苦手)
・それに超ー高騰した「ガソリン」を気にしなくていい。(俺の車はハイオク)
・地球にやさしい。(普段、気にもとめないが)
・運動不足解消になる。
・有酸素運動なので心が平安になる(脳内物質「エンドルフィン」が出る。)
・自動車に比べて「弱者」なので人にやさしくなれる。
・下り坂を飛ばして「野生の本能」に帰ることができる。これが最高に気持ちいい。(時々意味もなく吠える)
・ゼーキン払わなくていい。(タバコと酒で十分、払ってるし)
・歩くより早い。

でも、当たり前ですが「ABS」や「エア・バック」なんて親切な機能は何一つ無い乗り物なので、事故の防止のためには車より研ぎ澄まして神経を使う。

それに雨の日はお手上げで「俺は自衛隊員なんだ!」と自分を言い聞かせて我慢。
横目で「車に乗ってていいな」と羨ましがる。

そんな生活が1か月経過した。
お勧めしますよ。

2008年5月7日水曜日

送迎。1


毎日、朝と夕の2回、横浜・綱島方面へ送迎している。綱島は温泉街の名残か昔からの区画で現代まで発展してきたせいなのか、細い路地が多くて運転に気を使う。
私は北海道・道南生まれなので「イージー・ライダー」的な、道幅の広いところの運転ばかりだったので、そう思うのかもしれない。

1日1回はヒヤッとする事があるが、特に危ないと感じるのは児童の飛び出しと、Ipodでノリノリの自転車兄ちゃんで、まるで「特攻」である。

しかし自分は今、チャリ通勤なのだが
逆にドライバーは「この特攻野郎」と思っているかもしれない。
立場変われば視点も変わる。

事故を起こさないように、送迎車にお守りをつけた。

GW明けで水曜なのに、頭がすっかり月曜でインプットされてて、すっかり送迎コースを間違える。
本日、送迎しない家の前に止まり、通所しているお母さんと10秒、あっけにとられてお互い固まることがあった。

うっかりは続く。

夕は菜園に水をあげて、届かないので作業所から飛び降りたらコケて転んで手首に傷を作る。
軽率な行為に「あいそが尽きた」と神様から見放されないようにしないと。

2008年5月6日火曜日

布団にムカデが走る


本を読みながら眠りに入ろうかという矢先、蒲団の上にムカデが走った!
足をウニウニさせて全力疾走だ!心拍数は急激に上がり、アドレナリンが放出、
飛び起きてハンディ・クリーナで布団に潜り込んだムカデと
天井裏に忍び込んだ忍者を斬る「サムライ」のように格闘してました。

「なに奴じゃ!怪しいやつ!」という余裕はありません。
(写真はムカデを封印している掃除機)

吸い込んで殺虫剤を噴射、ガムテープで封をした。
もう眠気なんて吹っ飛んだ。

出てきたムカデはまだ子供で10センチ未満。
でも、こいつに刺されたら煙草の火を「根性焼き」のように
とっても痛いんです。

以前にアパートから離れた風呂で5年ぐらいは生きてきた(と思われる)
20㎝の「黒光りムカデ」を発見した時は
おれは入浴前でスッポンポンで固まって、次の最善策を考えた。

「ヤルしかない」

そいつは殺虫剤をかけると湯船の中で悶え苦しんで「S字」になり、「逆S字」になり
クネクネとその身をよじらせる、
気持ち悪いったらありゃしない。
当然、入浴なんてする気が失せた。

教訓」「ムカデは天井から落下して攻撃してくることがある」

2008年5月4日日曜日

わりにあわない仕事

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080504-OYT1T00014.htm
介護職が、わりに合わない仕事だと
社会に知られた事の顛末。
寂しい事だ。

自己紹介

自分の写真
横浜市, 神奈川県, Japan
障害者・地域支援センター作業所型ほっと館「ぷらすわん」で働いている「やまちゃん」です。