2009年3月15日日曜日

秒針の音を聞いて、じいさんは何を感じていたのだろう。

夕食をすき焼きで晩酌

俺は腕時計を冬からスウォッチに変えている。
スウォッチのファンじゃない。函館のデパートで目の前にあったから購入しただけのこと。
帰省中に温泉で時計を無くしたから購入する(無くした時計はあったけどな)
深夜に秒針の音がチッチと聞こえて時を刻む。

短歌?俳句を良く作っていた「じいさん」だが(俺は「じじ」と呼んでいた)
尿瓶で食事介助の生活で、自分で身体を動かせない。
毎日納豆ごはんを介助して食べていた。
動けないからだと手術後の「腹が引っ張られる」と良く訴えていた。
孤独に病魔と戦っていたのだろう。

老年に脳梗塞で寝たきりで動けない残された人生と
その寝ている蒲団の横で長い人生を生きる(予定)の幼稚園児は頂き物の
「タミヤ」の戦車と兵士で遊んでいた(国鉄の父の友人からの頂き物なはず?)
俺はじじが大好きで布団の横で遊ぶのが大好きだった。

その横で。腕時計を耳元によせて。
「秒針の音を聞いてると、生きていると思うんだ」と話していた。

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障害者・地域支援センター作業所型ほっと館「ぷらすわん」で働いている「やまちゃん」です。