2010年1月26日火曜日

監視窓付のお部屋の生活

晩酌。

新しくオープニングを迎える施設職員時代、神奈川の児童施設から新しい施設へ入居する予定の利用者に対面しに行ったことがある。
もう7年前のことで、その児童施設は立て替えられ新設されて今は無い 。

職員が「どうぞ、ここが00くんの居室です」と紹介されたら
部屋に潜水艦の防水窓のような丸い「のぞき穴」がある。
その窓から室内すべてが監視できるようになっていた。
俺は「うわあ・・」と驚いたが、これがここの現実なのかと、文化なんだと思いながら
理想とか目指すもの無いの?職員、これでいいと思うのか!?とも思う。

 その00くんは何度か無断外出していたそうだが、
「新しい施設」では無断外出は「無い。」

俺はのぞき穴のある部屋に住めるかというと「絶対、無理」
師匠である某施設長 は「彼らが本当に、ほっとできる空間は、トイレしかなかった!」と言い放っていた。(北海道道南・渡島000センターなんてトイレの扉も無い!)
このような施設が日本に点在しているのだろうか、と昼食の話題でした。 障害を持つ、持たないでこんなにも生活が違うとは。
「健常者」といえど老いると「老人施設」
「健常者」でも明日、車に突っ込まれたら「身障施設」
明日の身は誰にもわからない。

そうだな、師匠の施設長と話しているときに
この仕事の理想や希望をよく話していたが、今は居ないなあ。
話をして聞いて決意を新たにしていた。

がんばろう。

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自己紹介

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横浜市, 神奈川県, Japan
障害者・地域支援センター作業所型ほっと館「ぷらすわん」で働いている「やまちゃん」です。